2003年OB戦

◆J24に人気

平成15年9月15日に、恒例のOBレースが開催されました。

例年は高校生が使っているFJクラスの艇で、OBと現役がペアを組んでレースをしていたのですが、気まぐれな秋の風は、敬老の日といえども時に容赦なく、海ももう冬支度を始める季節では、乗艇をはばかって焼き肉パーティのみの参加希望者も多かったことから、今年は、"楽しみましょう" 精神に徹してクルーザーレースを企画してみました。

 

OBの所有するJ24クラス3艇、いずれも博多湾はおろか世界のレースで活躍している名艇と名スキッパーを集め、観覧艇も出したので、レース嫌いな約1名の幹事も何とか参加できる企画です。

 

この企画は大成功で、例年は本部船からの観覧希望者が多数居たことを配慮して観覧艇を準備したのに乗艇希望OBは約2名(含むオーナー)、他は全員レース参加となり、観覧艇兼レース本部船は、現役生と顧問の先生を中心とする若いクルーになりました。

 

◆レースになると熱くなる

コースは能古の島西に浮かぶ象の瀬一周(時計回り)。スタートラインはエンジンでヒーブツーした観覧艇(訂正⇒本部船)とハーバー入り口灯台の見通し線という気楽な設定。各艇現役も含めて7名のクルーで、11時45分のスタートです。


気楽にといってもやっぱりレースになると熱くなるのがヨットマン。各艇20秒も遅れることなくスタートしました。

 

完全宴会(not沿海)仕様の観覧艇は、3年ぶりに回したエンジンの調子を心配しながら、クローズで両サイドに分かれたレース艇の中央をまっすぐに追いかけて上りますが、でも遅れ気味。はじめてラットを握った主将の前畑君はご機嫌です。

各レース艇も若者にヘルムを任せて奮戦中。でも観覧艇からは詳細が分からないので、中略。

 

◆不審船が接近!

レース艇に気を取られながら、象の瀬もまもなくという頃、西の方角から攻撃的に接近してくる不審船(ヨット)発見。

クルーの人相も良くなく・・何かあるのかなーと心配しながら走っていると、向こうから停船命令の声がかかり、いきなり砲弾(ではなくて缶ビール)が打ち込まれました。

遅れて参加の先輩二人、博多湾内でも自己防衛が必要です。

そんなトラブルがあって、レース艇から注意がそれていると、先頭の1艇はどうも反時計回りのコースを引いている様子。

いまから修正させると順位が変わりそうだし・・まあいいや、気づかんやったことにしとこうと、寛大な処置を考えていたら、他の艇から「時計回りやったろうがーー」と直接抗議の声、・・(>_<)

やっぱレースはきびしいぃっ!

 

◆現役生が焼き肉で歓迎

そんなこんなで、陸に上がったら、例年通り健気な現役生が尊敬する先輩達のために焼き肉の準備を完了しています。天気はいいし、若い現役に給仕をしてもらえば誰でもこころは日本晴れ。やっぱ海に限る!! 

 

そうそう、レースに先立って、アテネオリンピックを目指して活躍中の、平成4年卒石橋顕君のビデオ(TNC放送済み)をみんなで観戦しました。ついでにその資金としてのTシャツを販売してもらい、資金援助としました。

 

今回の参加OBは以下の通りです(敬称略)。

 

清沢(S26)、大原(S26)、谷(S28)、結城(S29)、秋山(S31)、坂口(S31)、福元(S32)、片ノ坂(S32)、井上(37)、嶋田(S38)、冬至(S39)、山口(S41)、久芳(S50)、岡本(S56)、高(H4)、櫻井(H9)、新井(H13)、古川先生(顧問)、馬場氏(唐津東高OB:九州大学第2外科助教授)

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